大阪の浪速

通天閣

新世界

浪速エリアのシンボルタワーである通天閣は高さ100メートルを超える巨大な塔なので、近くまで行かなくてもどこにあるのか探す必要もなく、容易に発見できるから初めてでも安心して目的地に設定できます。 ここは大阪市民が崇拝するビリケン様もいますし、毎年70万人がやってくるという人気スポットなので、もしも観光で大阪に来たのなら絶対にコースに組み込んで欲しいと心から願うばかりです。 ビリケン像の足の裏には不思議な力が宿っており、ここを触ると幸せになれるという伝説もあるので順番待ちをしてもいいから絶対に触りましょう。 通天閣の名前ですが天に通じるという意味が込められているそうで、今でこそ自慢できる高さではありませんが、今から100年以上昔に建設された当時は周囲が羨む高さだったのです。 一度は火事により失われたのですが、再建を要望する市民の声を反映して現在の通天閣が1956年に姿を現しました。

新世界

新世界がどうやって発展したのか、それは今から100年以上も昔の話になりますが、このへんで内国勧業博覧会が催されたことに始まります。 その跡地に天王寺公園が造られたり通天閣が建てられ、またルナパークという遊園地も急ピッチで建造されました。 大きな施設がいくつも集合しているエリアには他のお店も寄ってくるもので、芝居小屋や映画館も続々とこの周辺で営業を開始しました。 今でも生き残っているのはそのうちの何割かですが、それでもこの新世界の発展に寄与したことは、今では撤退しているとしても間違いないでしょう。 現在でも当時と変わらぬ人気を誇る通天閣がこのエリアでの観光の目玉ですが、地下の通天閣劇場も演芸マニアから絶大な支持を得ています。 この劇場はかなりの頻度でなにかしら催されているので、とにかく歌を歌ったり漫才をする芸人を生で観たければ、新世界まで来て劇場に入るのが手っ取り早いでしょう。

なんばパークス

浪速区の新たな目玉として注目されているなんばパークスは、2003年の秋にオープンしたばかりなのでホヤホヤと湯気を立てています。 といいたいところですがさすがにもう湯気はたってはいません。 ここは大阪球場の跡地に建設されたのでそれなりの広さがあり、いろいろな施設がひしめきあっているパークです。 お買い物の部分に関しても途中から高島屋が入ってきたので、なかなかの充実度だと近所のオバさん達の評判も上々のようです。 パークスガーデンには6万本以上の草木が植えられており、心や身体を癒すスポットとしても獅子奮闘の大活躍をしています。 観光地というよりも地元の方がショッピングする場所といったイメージの方が強いようですが、せっかく大阪に来たのならスケジュールを調整してほんの数時間だけでもなんばパークスでぶらつけるようにしたいですね。